Biography

山本 澄奈(sumina yamamoto)
NHK児童合唱団に入団し、レギュラーメンバーとしてNHK EテレやNHK紅白歌合戦に毎年出演。
東京音楽大学声楽専攻演奏家コース卒業。同大学大学院声楽専攻オペラ研究領域修了。
博士号(音楽)取得。現在、東京音楽大学声楽科助教。
 
長江杯国際コンクール一般の部1位、並びに理事長賞受賞。
モーツァルテウム国際音楽大学サマーアカデミーに特別奨学生として選抜されザルツブルクへ渡航。Kurt Widmer、Luciana serraのもとでディプロマ取得。モーツァルテウム芸術大学サマーアカデミーにて優秀受講者として選抜されSchloss Konzertに出演。
 
オペラやコンサート活動に加え、《第九》などの宗教曲ではソリストを務める。また、東京2020オリンピックの競技紹介アニメ映像音楽制作や、TVアニメシリーズ『ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉』音楽制作に携わる他、「歌声の響き」(天皇陛下御作詞・皇后陛下御作曲)主催コンサート〜平成の終わりを美智子様とともに〜に出演するなど、イベントやコンサートのプロデュースワークでも積極的に取り組む。

研究論文《W.A.Mozart(1756-1791)のコンサートアリア-コンサートアリアの実態-》(2018)、《ベートーヴェン「第九」初演の裏側−初演に携わる再現者たちの葛藤と熱狂的な拍手−》(2021)を執筆。博士論文「18世紀末のウィーンにおけるソプラノ歌手の比較研究ー楽譜から読み解く初演歌手の声ー」では、声の専門性(Fach)に関する分析を行い、2024年に東京音楽大学より博士号(音楽)を授与。この論文は日本音楽学会の文献目録にも掲載された。
     
2018年より合唱指導・合唱指揮を始め、日唱特別演奏会(2023年)にて指揮を務める。現在では、複数の合唱団で邦人作品に於いて、詩と音楽と表現者の個性、それぞれを活かし融合させた指導・指揮を行っている。